北海道増毛町 2008年6月19日 |
毎週のように仕事や帰省で東京と名古屋、大阪を往復していると無料航空券のマイルが数回分貯まってきた。事情があり、今年の夏は比較的自由に有給休暇が使える身になったので、これを使って以前からおつきあいのある「北海道の蝶」のアブドゥさんにご案内いいただいて北海道の蝶を楽しんできた。まず初日はカラフトヒョウモン。以前、大雪周辺に撮影に訪れたときもホソバヒョウモンは見かけたのだが、カラフトヒョウモンは見ることができなかった。この蝶は最近少なくなってきているとの事なので、今回の撮影旅行の第一目標に据えていた。 さて、札幌から北上し増毛町を目指す。天気は晴れているが予報では昼頃から曇って夜は雨になるという。エゾシロチョウが道ばたのアカツメクサやタニウツギに群れている。じつはエゾシロチョウもまともに撮影するのは初めて。
下草をかられた疎林的な環境で、時々、カラフトヒョウモンが緩やかに飛び出す。実は翅の表をみて、正確にカラフトヒョウモンとホソバヒョウモンの区別が付かなかった。
でも翅の裏を見るとすぐに区別ができる。 道添いのウツギではミヤマカラスアゲハが吸蜜している。
羽化したてのヒメウスバシロチョウが静かに羽を伸ばしているのを見つける。
ヒメウスバシロチョウの白さはウスバシロチョウに比べて清楚な感じがする。やはり北国の蝶である。
エゾシロチョウの交尾個体がいる。別の♂がちょっかいをかけている。
目的とするカラフトヒョウモンは、時々飛んできて花で吸蜜している。残念ながら花の名前はよくわからない。
斜面に見つけたコウリンタンポポの群落に次々に飛んできて吸蜜していた。他の場所の花が苅られて このように羽の裏が撮影できると、後翅外縁の白い斑紋でカラフトヒョウモンであることがよくわかる。
この花も名前は判らない。蝶の重みで垂れ下がっている。
昼頃には予報通りすっかり雲ってきたので、帰途についた。あいかわらずエゾシロチョウが道ばたのアカツメクサに群れていた。 最後になりましたが、この日をふくめ4日間もおつきあいいただいたアブドゥさんにお礼申し上げます。
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