三重県 大紀町 2013年05月05日 スミナガシ他 |
GWの後半、新しく延伸された紀勢自動車道で尾鷲方面に出かけた。あと一年すれば、尾鷲市内の一部を残して熊野市まで高速道がつながることになる。 午後、久しぶりに熊野灘沿岸の山に登ってみる。この山に登るのは2010年以来で久しぶり。約1時間たっぷり汗をかいて山頂にたどり着く。午後2時前、スミナガシがいつものように現れてテリトリーを張っている。いつもよりすこし占有位置が高いようだ。
占有行動中のスミナガシは目の前に投げ上げた小石くらいなどには全く目もくれないが、少し高いところを飛ぶ鳥の影には敏感に反応して飛び立つ。
一旦飛び立つとしばらくは周りをぐるぐると旋回してふたたび元の場所近くに戻る。
この旋回飛翔するときが飛翔写真を撮影するチャンス。
しばらくのあいだ遊んでくれた後でスミナガシはちょっと早めの3時前に姿を消した。その後、これもいつものようにアオバセセリも現れたが、ごく短い間であり、ご紹介するほどの写真が撮れなかったのが残念。 この山に登る前に、尾鷲から紀北町の海岸近くを歩いてみた。海岸にあるミカンの花にアオスジアゲハが訪れている。
雲一つ無い青い空と青い海、そしてアオスジアゲハの翅の青いグラデーション。この組み合わせは最高に美しい組み合わせだと思う。
軽くフラッシュを利かせるべきだったようだ。
魚眼レンズで背景をはっきりと写し込むとこんな感じ。
海の広がりを表現するためにはカメラは横位置の方がいいだろうと思ったが、縦位置だとこんな感じ。
この時期にわざわざアオスジアゲハを撮影にこのような場所に来たわけではなく、本当の目的はミカドアゲハ。まだ未発生のようだったのでアオスジアゲハはそのための予行演習のつもりだったが、改めてこの蝶の美しさを再確認できた。ミカドアゲハの発生までにはあと一週間くらいありそうだが、それまでこのミカンの花が残っているかな。
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