岐阜県郡上市 2014年4月13日 ギフチョウ |
岐阜県郡上市のギフといっても私にはピンとこない。市町村合併で飛騨ギフのお隣まで郡上のギフになったので白川村のギフに近いような印象がある。でもこの日訪れたのは旧和良村の産地。岐阜県の金山町祖師野というギフチョウの原点というべき産地の近くになる。初めての場所だったので早めに到着したが、気温も低く空一面に薄い雲が広がり思ったよりはお天気が良くない。ポイントに咲いているしだれ桜が見事だった。この花に来てくれれば絵になるのに、と思いながら蝶が飛び出すのを待っているとITOHさんが到着。 蝶が現れるのを待っていると10時11分に最初の個体が飛び出した。特に斑紋などが変わっているわけでも無いが、一見して小さい個体だと思った。 薄い雲を通して多少空が明るくなったり暗くなったりするがなかなか気温は上がらず条件はあまり良くない。また見る蝶はどれもどこかカケやスレがあり、カメラを向けるのにあまり力が入らない。いくつかの個体を見たが、新鮮な個体は出てこない。下はスミレを訪れた個体だが右の後翅にカケがあるし、花の周りの整理していなかったこともあり、すっきりとした写真にはならなかった。
この個体はカタクリの裏側に止まっている。そして左後翅にカケがある。
その後、地面に止まった姿を撮影。羽化したてのぴかぴかの個体だった。相変わらず薄くもが広がった空で飛ぶ蝶の姿はあまり見えないが、こういう柔らかい光の方が蝶の姿はきれいに撮影できる。活発に活動するかどうかのギリギリのところに撮影に適する条件がある。
このあと、スイセンにも止まった。短時間の静止だったが口吻は蜜を求めて伸ばしている。スイセンに止まるギフチョウを見るのは3回目。
斜面を歩いてみると時々飛び出す個体がいるので飛翔する姿も狙ってみる。
少し明るくなったときに今度は♂が飛び出してシバザクラで吸蜜した。なかなかいい雰囲気に撮影できた。
少し飛んで移動し、またしばらく吸蜜した。 今度は広い範囲にピントが合うように撮影。人工的な花だけど仕方が無い。
カタクリの花で吸蜜するコツバメ。口吻が短いのか、花の裏側から蜜を吸っているのが面白い。
この後、雲がとれず午後の吸蜜タイムも無さそうなので帰途についた。
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