|
|
三重県志摩市 2014年5月18日 アゲハ類 |
|
前週と同じように三重県南部を歩いてみた。「自然度の高い環境でのミカドアゲハ」を撮影したかったのであるが、目星をつけていた海岸のポイントに行ってみると岩場や崖にはほぼ全面にたくさんのトベラが咲いており、写真うつりが良さそうな花のへの飛来などとても期待できないことがわかった。 それで「自然度の高い環境でのミカドアゲハ」の撮影はあっさりと断念し、トベラの多い海岸を離れることにした。結局、植栽されたトベラの植え込みで蝶の飛来を待つことにした。この日はアゲハ類を含め３カ所で撮影を行ない、それぞれ充実した一日だった。特に引き延ばすつもりは無いのですが、蝶の内容別に順次ご紹介したい。
花の前で蝶の飛来を待っているとアオスジアゲハが2頭現れた。よく見るとそのうちの1♀が前翅中室にも青斑がある見事なエサキ型。きれいな個体だった。
比較的長いあいだ居続けてくれたので花から花へと飛び移る瞬間の姿も撮影できた。
植え込みから飛び上がった時に海を背景に撮影したが、あまりきれいに撮れなかった。
次はジャコウアゲハの♂。この蝶もトベラの周りを緩やかに飛翔し、吸蜜を繰り返している。
これも海を背景に撮影してみた。
突然現れたモンキアゲハの新鮮な♀。蝶が大きいのでアオスジアゲハの撮影ポジションからでは立ち位置が近すぎだが、とっさのことで移動できなかった。
お天気が良いこともあり、9時半を過ぎたころから蝶の飛び方が蜜を求めると言うよりは♀を探すという飛び方になってきた。♂の午前中の吸蜜タイムはもうお終いかもしれない。そろそろ次のターゲットに向けて移動しようかと考えていたときにミカドアゲハが一頭だけ現れてくれた。腹部の形状から♀のように見える。ミカドの滞在時間はほんの２〜３分だったが、この場所にもミカドが飛来することが確認できたことが収穫だった。これ以外に見たのはカラスアゲハとクロアゲハ。
10時頃になり高い空に薄い雲が広がってきて強い日射しが少し柔らかくなった。次のターゲットは出来るだけ日射しが柔らかい方が良く、絶好の気象条件になってきたので急いで移動することにした。
|
