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福井県 2015年04月09日 ギフチョウ |
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気温が低く、あまり良くないお天気が続いたあとの好天の一日、福井県までギフチョウを撮影に出かけた。気温が低く、前日などは関東では雪が降ったようだ。 さてこの日はかなり冷え込んだものの９時を過ぎる頃からやや暖かさを感じるようになってきた。最初に飛び出した個体はしばらく地面で日光浴したあと、カタクリの花に止まって吸蜜を始めた。後翅外縁のオレンジの紋がやや発達した個体でメリハリの利いたきれいな個体だった。
この辺りの通常の個体は下のような感じ。数日間お天気が悪かったので、一生懸命に蜜を吸っている。
気温が上がり始めるとあちこちで飛ぶ個体が目につくようになり、♂同士が接近すると追いかけ合いが始まることがある。
広角でカタクリに飛んでくるギフチョウを写してみる。
この後、昼前になり雲が広がってきた。日射しが無くなるとちょっと肌寒い。仕方がないので以前から気になっている近くの場所を見て回った。昼を過ぎて戻ってみると再び太陽が現れるようになった。午前中とは違って、地上すれすれの高さを緩やかに飛ぶギフチョウが目につくようになった。 やはり♂同士が出会うと追尾が始まる。
そして時には誤求愛とも言うような♂同士の絡み合いも何度か目撃した。
斜面の上の方から小刻みに翅を羽ばたかせながら地面すれすれを飛んでくる。
低く飛んでいるギフチョウだが、時にはカタクリの花を訪れて吸蜜をしてくれる。ここの撮影ポイントは以前よりはカタクリが少なくなって少し寂しくなったが、蝶が止まる花が絞れるので撮影はむしろしやすくなったかもしれない。そして背景がすっきりとした写真が撮りやすくなった。
♀の飛ぶ姿も２度ばかり見ることができた。
午後２時半を過ぎると空気が冷たくなり、ギフチョウの飛ぶ姿も少なくなり終了とした。この辺りの山にはいわゆる杣山型を期待して毎年のように来ているのだが、やはり今年も見ることはできなかった。ギフチョウはほぼ終日緩やかに飛んで、カタクリへの吸蜜も何度も見かけた。撮影時は鮮度もまあまあと思っていたが、帰ってから写真を見ると残念ながらスレた個体が多かった。今回の撮影記録に飛翔写真が多いのは、多少の鮮度はごまかせるせいです。
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