2017年3月1日〜8日 沖縄県石垣島ほか アゲハチョウ2 |
この時期に発生するミカドアゲハは翅の青い帯が広くなり明るい感じになる。また裏面の色調が黄色っぽくなるという。たしかに角度によっては黄色く光って見える。八重山では本州ほどの明確な季節の区別が無いのだろうか、だらだらと発生する傾向があるようだがちょっと最盛期を過ぎた感じだった。でも色調が褪せた感じでは無く、よく見ると小さなカケや破損があるような状態だった。
![]() センダングサで吸蜜するミカドアゲハ♀ 石垣島 2017年3月4日 花から花へと飛び移る姿。いわゆる飛び移り写真。斜め上から捉えたこのような構図が好みである。 ![]() ミカドアゲハ飛翔 石垣島 2017年3月5日 背景を入れて飛翔する姿を撮影した。
日射しが出て気温が上がるといくつもの個体が飛び出すようになる。ときには目の前で求愛飛翔を始めることもある。
アオスジアゲハは多くの個体が見られた。立ち並ぶ草の間を飛ぶ姿が面白いので掲載。
ヤエヤマカラスアゲハは、いろいろな鮮度のものが見られた。下は吸蜜しながらべったりと翅を拡げた姿。
あまり鮮度は良くなかったが背景がすっきりとした写真になった。
沖縄のように多くの種類の蝶が飛ぶところでは、飛翔写真のカメラの設定に迷うことがある。シジミなどではごく接近して撮影できるが、アゲハで同じように接近すると蝶も敏感に反応するので不自然な姿になりやすい。下は2mくらい離れて撮影したので、蝶の動きは自然なものになっていると思う。でもこういう撮影をするには望遠系のレンズに変える必要があり、そのためのひと手間がおっくうにも感じられる。沖縄のような場所であってもある程度対象を絞ってじっくりと撮影することが必要なのかもしれない。
|