2018年9月6〜12日 沖縄本島 ナガサキアゲハ |
沖縄本島でのターゲットでフタオチョウの次に来るのは、オキナワカラスアゲハやイワカワシジミだったのだが、オキナワカラスを一度だけ見かけたほかはイワカワはかすりもしなかった。それ以外というと白いナガサキアゲハの♀も私にとっては外せない種類の一つ。
ナガサキアゲハは少ない蝶ではないが、破損しやすくきれいな個体を撮影するには確率の問題であり、何頭も見る必要がある。 最初は整備された公園の花畠で見かけたナガサキアゲハ。翅表の青色鱗が発達した♂で美しい個体である。 ハイビスカスで吸蜜するナガサキアゲハ♂ 沖縄本島 中城 2018年9月8日 期待していたきれいな♀が現れた。求愛する♂とともにハイビスカスで吸蜜しているのを撮影できた。 求愛するナガサキアゲハ♂♀ 沖縄本島 中城 2018年9月8日 ♀は花での吸蜜に一生懸命で、♂の求愛などかえって邪魔なようだ。 求愛するナガサキアゲハ♂♀ 沖縄本島 中城 2018年9月8日 求愛するナガサキアゲハ♂♀ 沖縄本島 中城 2018年9月8日 追ってくる♂を無視するかのように、緩やかに飛んでいる。ナガサキの追尾を何枚かを掲載したが、ただ撮っただけという写真になった。この蝶をどの様に捉えようかというイメージがまだ明確では無く、ちょっと反省。 求愛するナガサキアゲハ♂♀ 沖縄本島 中城 2018年9月8日 公園の他でナガサキアゲハを待つのに適した場所は、半ば放逐されたハイビスカスなどの花周りであると思う。 たとえばこのような廃屋周りに残った花の周りなどが好適。 沖縄本島本部半島 2018年9月11日 この日はときどき激しいスコールがあり、そのときは急いで車の中に逃げ込むという撮影が続いた。気温は30℃そこそこで特に高温ということはないが、湿度が非常に高い。 雨が止むまでの20〜30分くらいを車の中でクーラーを効かせて待機した後、車外に出ると冷えたカメラのレンズが曇ってしまい、スムーズな撮影がなかなかできなかった。 雨が上がり始めると、まず現れるのはナガサキアゲハの♀だった。まだ雨が降っているのにしきりに吸蜜している。♀にとっては♂との出会いは一度だけで十分であり、それ以降の♂は邪魔者以外の何者でも無いのだろう。そのため雨が上がり始めると♂が飛び出す前に活動を始めるのではないかと思った。 ハイビスカスで吸蜜するナガサキアゲハ♀ 沖縄本島本部半島 2018年9月11日 〈戻る〉
|