2018年10月12日 福岡県宗像市
最近人気が出てきたようで、あちこちのネットで情報を見かけるが、クロツバメシジミの黒化型(クロクロツと呼ぶ)を狙って九州まで出かけてきた。このタイプは九州北部の海岸や島で見られる遺伝型で、後翅裏面の肛角の赤斑が黒くなるというもの。3年ほど前からぜひ撮影してみたいものと思っていたものだ。
この日は晴天で撮影には申し分ない日和だったが、海岸なのでやや風が強かった。 ![]() 朝方の気温は低く、17℃くらいでヤマトシジミしか飛んでいなかったが、気温が上がるとともにチラチラと舞うクロツバメシジミの姿も確認できるようになった。 最初はノーマルタイプの個体。ノーマルとはいえ私が日頃よく撮影している長野や静岡の個体と比べると、斑紋はくっきりとしており、かなり顔が違う。 ![]() クロツバメシジミ 福岡県宗像市 2018年10月12日 この辺りの食草であるタイトゴメに止まる姿を半開翅で表と裏を同時に写し込んだ。翅表外縁の点列もくっきりと鮮やかである。 ![]() 半開翅するクロツバメシジミ 福岡県宗像市 2018年10月12日 開翅するところを上部から撮影。 ![]() 開翅するクロツバメシジミ 福岡県宗像市 2018年10月12日 実際に現地で見るまではクロクロツの識別がちゃんとできるか、ヤマトシジミとの区別が一見してできるかどうかを心配したが、それは無用だった。新鮮な個体ならば飛んでいても、何となくクロクロツだとわかる場合もあった。 そして下がクロクロツ。写真を見る限り後翅の赤斑が黒くなっただけのようで、他の斑紋には違いは無いようだ。新鮮な個体は上品な色調で、ハッとするほど美しい。まあ、これはクロクロツに限ったことではないかもしれないが。 ![]() クロツバメシジミ(クロクロツ) 福岡県宗像市 2018年10月12日 これも半開翅を撮影。 ![]() 半開翅するクロツバメシジミ(クロクロツ) 福岡県宗像市 2018年10月12日 イソギクの花の上で開翅するところを上から撮影。 ![]() 開翅するクロツバメシジミ(クロクロツ) 福岡県宗像市 2018年10月12日 今回の旅行でクロクロツは十分に撮影でき、この場所へはしばらく訪れることも無いように思うので、同じような画像の羅列になるができるだけたくさんUPしておこうと思う。 ![]() イソギクで吸蜜するクロツバメシジミ(クロクロツ) 福岡県宗像市 2018年10月12日 ノーマルタイプを環境を入れて撮影。 ![]() クロツバメシジミ 福岡県宗像市 2018年10月12日 この辺りは海岸沿いで花が少ない。カタバミで吸蜜する姿を何度か見たが、一見するとヤマトシジミと間違えそうだ。 ![]() カタバミで吸蜜するクロツバメシジミ(クロクロツ) 福岡県宗像市 2018年10月12日 ![]() クロツバメシジミ(クロクロツ) 福岡県宗像市 2018年10月12日 最後に食草のタイトゴメを訪れた新鮮なクロクロツの姿を。 ![]() タイトゴメに静止するクロツバメシジミ(クロクロツ) 福岡県宗像市 2018年10月12日 次は飛翔する姿などを紹介したい。 〈戻る〉
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