2019年8月17日 長野県塩尻市 タテハ類 ミヤマカラスアゲハ
ゴマシジミの鮮度がイマイチだったので、午後のターゲットはそろそろいい時期になっているはずのタテハの仲間を狙ってみた。蝶はきれいなのだが、いずれも地面に止まって吸水する姿ばかりなので、写真的には面白くはない。
吸水するクジャクチョウ 長野県塩尻市 2019年8月17日 キベリタテハも2〜3頭が見られた。よく見るとこの個体は後翅亜外縁の青色鱗が、前翅のそれに比べてくすんでいる。 吸水するキベリタテハ 長野県塩尻市 2019年8月17日 下の個体は前翅も後翅も同じような色調の青色鱗であり、こういうところに微妙な個体の美しさの違いもあるのだろう。 吸水するキベリタテハ 長野県塩尻市 2019年8月17日 工事用の重機を背景にしたエルタテハ。こうして掘り返した地面からはミネラルでも出るのだろうか。かなりの蝶が好んで吸水していた。 吸水するエルタテハ 長野県塩尻市 2019年8月17日 ここでは初めて見るスミナガシも吸水に飛来した。三重あたりでみる春型のような小さい個体だった。 吸水するスミナガシ 長野県塩尻市 2019年8月17日 色調が地面と一緒なのでわかりにくいが、広角でも撮影できた。 吸水するスミナガシ 長野県塩尻市 2019年8月17日 ミヤマカラスアゲハの新鮮な♂も吸水に訪れていた。 吸水するミヤマカラスアゲハ 長野県塩尻市 2019年8月17日 吸水するミヤマカラスアゲハ 長野県塩尻市 2019年8月17日 私の接近で驚いたのか、ミヤマカラスアゲハは吸水を止めてふわふわと周囲を飛び始めた。それでも吸水していた場所から遠くへは離れず、目の前をゆっくりと飛んでくれた。ミヤマカラスアゲハが飛ぶ姿はよく見るが、この蝶は光の方向により全くその反射光の色調が異なるのが良くわかった。下二枚は同一個体なのだが、上はややくすんだブルー。下は明るいグリーンである。太陽と蝶とカメラとの位置関係、蝶の向きなどが関係しているのだろう。 飛翔するミヤマカラスアゲハ 長野県塩尻市 2019年8月17日 個人的にはグリーンの方が好みなのだが、いずれも美しい姿には変わりはない。 飛翔するミヤマカラスアゲハ 長野県塩尻市 2019年8月17日 エルタテハの背景に写っているように、昨年まではほとんど人が来なかった静かな林道は工事車両と資材とで一杯になっている。そして蝶が飛ぶ周囲は、あまり写し込みたくはない資材等が山積みとなっている。そういうわけで広角での飛翔姿はちょっと無粋なものになってしまったので、ここでは省略した。できるだけ早く元の静けさを取り戻して欲しいものだ。 〈戻る〉
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