2021年7月28日 群馬県嬬恋村 ホシチャバネセセリ
この日は午前中に別の蝶を探索したあと、ススキが茂る草原でホシチャバネセセリを撮影した。一面に生い茂ったススキのなかに、ところどころオオアブラススキが生えているのが見える。
![]() 草地を歩いても最初のうちはなかなかホシチャバネは見つからなかった。しかしそのうちに目が慣れてきたのか、ススキの草原をかき分けてできたような空間の草の上にちょこんと止まっているのが見えるようになった。 ![]() 静止するホシチャバネセセリ♂ 群馬県嬬恋村 2021年7月28日 この蝶は活発に飛翔するせいか、きれいなようでも縁毛が落ちている個体も多い。 ![]() 静止するホシチャバネセセリ♂ 群馬県嬬恋村 2021年7月28日 この個体は翅を開きながら、ススキの葉上で回転してポーズをとってくれた。 ![]() 静止するホシチャバネセセリ♂ 群馬県嬬恋村 2021年7月28日 ![]() 静止するホシチャバネセセリ♂ 群馬県嬬恋村 2021年7月28日 ![]() 静止するホシチャバネセセリ♂ 群馬県嬬恋村 2021年7月28日 草原に咲くアザミの花で吸蜜する個体も観られた。 ![]() 吸蜜するホシチャバネセセリ♂ 群馬県嬬恋村 2021年7月28日 広角で夏空を背景に撮影した。テリを張っている♂の前に、別の♂が侵入したときに短時間の間、卍飛翔する習性も観られたのだが、残念ながら撮影はできなかった。 ![]() 静止するホシチャバネセセリ♂ 群馬県嬬恋村 2021年7月28日 ハエのように小さいので見にくいのだが、目が慣れてくると飛んでいる姿も目で追えるようになった。しかしはじめのうちは保険の意味もあり、飛び立ち姿を撮影しておいた。 ![]() 飛翔するホシチャバネセセリ♂ 群馬県嬬恋村 2021年7月28日 テリ張りの時に戻ってくる場所は、元の位置と比較的近いところなので、一応の飛翔姿を確保した後は、そういう場所で待ち構えて撮影した。しかし予想通り歩留まりは極めて低かった。 ![]() 飛翔するホシチャバネセセリ♂ 群馬県嬬恋村 2021年7月28日 以前はホシチャバネセセリといえば、真夏のゴマシジミやチャマダラセセリの撮影時に副産物として観ることが多かった。しかしここ数年は加賀地方の二回発生の産地を訪れることが多くなり、そのような撮影からは少し遠ざかっていた。加賀地方の産地はここのような広い草地ではなく、蒸し暑い樹林の中での撮影になるので、かなり勝手が違う。この日の撮影で、「そういえば、こういうのがホシチャバネの撮影だった」と以前を思い出した。 〈戻る〉
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