2022年6月22日 北海道 ウスバキチョウ 1
14年ぶりに6月の北海道へ出かけた。最大の目的は黄色いウスバキチョウ。大雪山の登山口の一つである早朝の銀泉台は、風も無くきれいな青空だった。しかしこの時期の天候は変わりやすいもので、このような空模様は4時間くらいしか続かなかった。
![]() 麓からいくつかの雪渓を越えてたどり着いた砂礫地できれいなウスバキチョウを観ることができた。このような黄色が濃色の個体を見るのは初めてだった。♂の後翅表の赤斑の発達程度には差違があるようで、この個体は4室の赤斑が小さいのがちょっと残念。 ![]() 静止するウスバキチョウ♂ 北海道大雪山 2022年6月22日 下の個体は赤斑が左右あわせて4個ある。 ![]() 静止するウスバキチョウ♂ 北海道大雪山 2022年6月22日 下の個体は前翅を上げて静止したので、赤斑がはっきりと見えるが、前翅の黄色い部分がやや狭い感じがする。 ![]() 静止するウスバキチョウ♂ 北海道大雪山 2022年6月22日 残雪の山並みを背景にした広角画像も撮影することができた。 ![]() 静止するウスバキチョウ♂ 北海道大雪山 2022年6月22日 青い空と山並みを背景にした飛翔を狙ったが、こういう青空が1時間くらいしか持たず、静止写真を撮影しているうちに雲が広がってしまった。私の撮影スタイルでは、まず静止姿をおさえてから飛翔に移ることが多いので仕方がない面がある。 ![]() 飛翔するウスバキチョウ♂ 北海道大雪山 2022年6月22日 ![]() 飛翔するウスバキチョウ♂ 北海道大雪山 2022年6月22日 岩がごろごろしている斜面を舞い降りてくる♂。ちょっと背景の砂礫に埋もれてしまった。 ![]() 飛翔するウスバキチョウ♂ 北海道大雪山 2022年6月22日 ![]() 飛翔するウスバキチョウ♂ 北海道大雪山 2022年6月22日 雲が広がってきたので蝶の活動が鈍くなり、時々は活動するにしても地面付近を低く飛ぶことが多くなった。やはり青い空を背景に撮影したいものである。 ![]() 飛翔するウスバキチョウ♂ 北海道大雪山 2022年6月22日 赤斑の数なら裏面の方が多く、派手である。ウスバキチョウは日が陰るとハイマツの枝先などに静止するので落ち着いて撮影することができる。 ![]() 静止するウスバキチョウ♂ 北海道大雪山 2022年6月22日 広角画像でも撮影できた。しかし空一杯に雲が広がっているので、背景が白くなってしまったのが残念。 ![]() 静止するウスバキチョウ♂ 北海道大雪山 2022年6月22日 昼前にはすっかり曇ってきたので、ここでの撮影は終了。この後、ガスと小雨の中をスマホの地図とGPSで方向を確認しながら白雲避難小屋へ向かった。 ![]() 高山の天候はめまぐるしく変わり、朝方の好天が嘘のように変化する中、幸いなことにきわめて鮮度のよいウスバキチョウを撮影することができた。 〈戻る〉
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