2023年3月28〜30日 新潟県上越地方 ギフチョウ
ここ三年ばかりこの時期は新潟県の上越地方で早春のギフチョウを撮影している。今年は雪が少なかった影響からか、かなり早い時期から発生しているということで3月中の撮影行となった。 今回はこれまで行ったことが無いところを歩いたのだが、この時期でもカタクリは満開の場所が多く、すでに萎れ始めている場所もあった。
朝早くスミレで吸蜜する姿を撮影した。 吸蜜するギフチョウ♂ 新潟県上越地方 2023年3月28日 カタクリでの吸蜜も撮影したが、いつも同じような画になるので深追いはしなかった。 吸蜜するギフチョウ♂ 新潟県上越地方 2023年3月29日 ヤブを背景に飛び回る姿であれば簡単に撮影できるのだが、こういう環境ではそれほどの面白みはない。 飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越地方 2023年3月28日 長めのレンズでのポートレート風の飛翔も狙ってみた。 飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越地方 2023年3月29日 飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越地方 2023年3月29日 いつもならもっと時間をかけるカタクリでの吸蜜も、あまり時間をかけずに切り上げた理由は、海を背景にした飛翔姿を撮影したかったためである。今回の日程の3日のうちのほとんど丸2日間をこの撮影に費やした。 「海を背景にしたこのコースを飛んでくれればいいな」と私が思うような場所をギフチョウが飛ぶことはほとんど無かったが、下3枚は28日にようやく押さえた同一個体の一連のショットになる。 飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越地方 2023年3月28日 飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越地方 2023年3月28日 飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越地方 2023年3月28日 30日も丸一日粘ったのだが、撮影チャンスは一度だけしかなかった。 飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越地方 2023年3月30日 こうしてかなりの時間をかけた結果、海背景のギフチョウ飛翔をなんとか確保することができた。ほんの数メートル離れた日だまりで遊んでいるギフチョウは何度も見るのだが、海が背景になる吹きさらしの開けたところへは、なかなか飛んできてはくれない。結局28日は2回、30日は1回だけのチャンスがあっただけ。ほとんど座っているだけとはいえ、周囲に目を光らせながらその時間を緊張して待ち構えるのは非常に疲れる撮影だった。 〈戻る〉
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