オオアカボシウスバシロチョウ (2)
Parnassius nomion
アポロウスバのところでも書いたが、この蝶も白いためか飛翔すると大きく見える。飛び方は緩やかであり、足場さえよければ飛翔撮影は比較的容易な部類だろう。さらに狭い範囲に固まっていたので、効率よく撮影することができた。前日の夕方に花上に静止しているのを確認しているポイントヘ朝早く出かけ朝日を待って飛翔する姿を撮影した。
オオアカボシウスバシロチョウ♂ 飛翔 テレルジ 2017年7月7日
もう少し遠目に撮影すると、このような針葉樹林の周りに広がる草地が生息地。中央やや左手にぼんやりと見えているが、この林の中にも食草とおぼしきベンケイソウがある。
オオアカボシウスバシロチョウ♂ 飛翔 テレルジ 2017年7月7日
こういう大きな蝶は広角で背景を入れた撮影に適している。それは背景の構図、ボケ具合と蝶の大きさがちょうど良いバランスとなるためで、小さなシジミなどではうまく構図がまとまらない。この場所では広角レンズをセットして、モンゴルの岩山を背景に入れることを意識してカメラを構えた。
オオアカボシウスバシロチョウ♂ 飛翔 テレルジ 2017年7月7日
下も同じ意識で撮影したもので、翅の裏面がみえているショット。
オオアカボシウスバシロチョウ♂ 飛翔 テレルジ 2017年7月7日
樹林の上の方から舞い降りてくるような姿も撮影した。こういうふわーっとした飛び方が何とも優雅に映る。
オオアカボシウスバシロチョウ♂ 飛翔 テレルジ 2017年7月7日
♂同志だろうか追尾飛翔する2頭。
オオアカボシウスバシロチョウ♂ 飛翔 テレルジ 2017年7月7日
下はこれまでとは別の場所での撮影。広い草の斜面を飛翔する姿。
オオアカボシウスバシロチョウ♂ 飛翔 ウランバートル 2017年7月8日
それでも周りには針葉樹の林があり、林床にはベンケイソウが自生している。
オオアカボシウスバシロチョウ♂ 飛翔 ウランバートル 2017年7月8日
背景を岩山にした姿で、最も気に入った構図。蝶の姿を少し大きめに配すると写真に迫力が出る。
オオアカボシウスバシロチョウ♂ 飛翔 テレルジ 2017年7月7日
2024年は花が比較的多かったので、咲き乱れる花を背景に狙ってみた。特にこの時期は鮮やかな朱色のユリの花が美しい。
オオアカボシウスバシロチョウ♂ 飛翔 テレルジ 2024年6月28日
キスゲの咲く斜面と遠くの岩山を背景にした飛翔。
オオアカボシウスバシロチョウ♂ 飛翔 テレルジ 2024年6月28日
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