ミヤマシジミ
Plebejus argyrognomon
本種ミヤマシジミとイダスシジミはきわめて類似している。両種の確実な区別点は♂の交尾器しか無いということなので事実上は写真での同定は不可能ということになる。ここではそれ以外の区別点とされる(1)♂ではミヤマの方がより澄んだ明るい青色 (2)ミヤマの地色は薄い灰白色、イダスの地色は褐色を帯びてやや暗い、後翅裏面外縁に並ぶ金属光沢の青色鱗はミヤマで良く発達する、という項目から主に後翅外縁の青色鱗の発達程度により区別していたが、最近では両種とも同じとして扱うこともあるようで、2023年以降はすべてミヤマシジミとした。
ミヤマシジミ♂ 静止 フブスグル 2017年7月4日
ミヤマシジミ♂ 開翅 フブスグル 2017年7月2日
ミヤマシジミ♂ 開翅 フブスグル 2017年7月2日
ミヤマシジミ♀ 開翅 フブスグル 2017年7月2日
後翅の5室くらいまで青色鱗が発達している♀。これくらいになるとミヤマの青雌と言っても良い気がする。
ミヤマシジミ♀ 静止 セレンゲ県バーウアンバーン 2017年7月5日
下の個体は青色鱗も発達しており、地色の褐色味も薄いのでミヤマと言いきっても良い気がする。
ミヤマシジミ♀ 飛翔 セレンゲ県バーウアンバーン 2017年7月5日
同じ個体の飛翔する姿。
ミヤマシジミ♀ 飛翔 セレンゲ県バーウアンバーン 2017年7月5日
チョウセンジャノメに追われていた♀。これも別の裏面が写ったカットよりミヤマと判断。
ミヤマシジミ♀ 飛翔 セレンゲ県バーウアンバーン 2017年7月5日
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