ギンボシヒョウモンモドキ
Melitaea diamina
このヒョウモンモドキの名前は、種の特徴を全く現していないと思う。他のコヒョウモンの仲間からの識別は比較的容易で、多くの個体を見ることができた。♀の斑紋、色調にはいろいろ変異があるようだ。
最初はカノコソウで吸蜜する♀。これくらいの感じが平均的な斑紋。
ギンボシヒョウモンモドキ♀ 吸蜜 バヤンチャンドマン 2017年7月1日
裏面はこのような感じ。
ギンボシヒョウモンモドキ♀ 吸蜜 バヤンチャンドマン 2017年7月1日
ギンボシヒョウモンモドキ 静止 バヤンチャンドマン 2017年7月5日
キク科の花の上で開翅する姿。このような後翅表の白斑を指してギンボシという表現ならば、そういう色調は少ないコヒョウモンモドキの仲間としてのこの種の和名もわからなくは無い。そうならばギンボシコヒョウモンモドキの方が適切だろう。現在の和名ではギンボシヒョウモンという大型ヒョウモンに類似した蝶という意味にも思える。
ギンボシヒョウモンモドキ♀ 吸蜜 テレルジ 2017年7月6日
下のような♀を見たときに、これは「ギンボシヒョウモンモドキ」という名とこの蝶がリンクした感じがした。
ギンボシヒョウモンモドキ♀ 吸蜜 フブスグル 2024年6月23日
標高が高いフブスグルではあまり見かけなかったが、このように新鮮な♀を撮影できた。
ギンボシヒョウモンモドキ♀ 静止 フブスグル 2017年7月3日
上の個体の裏面を反対側から撮影。
ギンボシヒョウモンモドキ♀ 静止 フブスグル 2017年7月3日
この蝶が止まっている葉の裏にびっしり産み付けられている卵はこの蝶のものだろうかと思って撮影しておいたが、食草はもっと幅が狭い葉なのでこれとは違うようだ。
ギンボシヒョウモンモドキ 静止 テレルジ 2017年7月6日
夕刻見かけた交尾個体。
ギンボシヒョウモンモドキ 上;♂、下;♀ 交尾 バヤンチャンドマン 2017年7月5日
翅を閉じていたのでは同定もあやふやなので、少し触って下のように翅を開かせギンボシヒョウモンモドキであることを確認した。
ギンボシヒョウモンモドキ 上;♀、下;♂ 交尾 バヤンチャンドマン 2017年7月5日
♀の飛翔する姿。
ギンボシヒョウモンモドキ♀ 飛翔 トゥルゲ峠 2017年7月5日
ギンボシヒョウモンモドキ モンゴル テレルジ 2023年6月15日
ギンボシヒョウモンモドキ モンゴル テレルジ 2023年6月8日
ギンボシヒョウモンモドキ モンゴル テレルジ 2023年6月15日
ギンボシヒョウモンモドキ モンゴル テレルジ 2023年6月8日
ギンボシヒョウモンモドキ モンゴル テレルジ 2023年6月15日
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