タイリクヒョウモンモドキ

                 Melitaea phoebe    

 モンゴルにはヒョウモンモドキの仲間が多数おり、じっくりと写真を眺めても未だに同定ができない個体も多いなか、この蝶だけは野外でほぼ確実に同定出来た。それは大きさ斑紋など日本のヒョウモンモドキと殆ど同じだからである。
 違うとすればその棲息環境だろうか。日本のヒョウモンモドキは湿地に依存している様な蝶で、このところ著しくその棲息範囲が狭まっているが、モンゴルでのこの蝶は草原から疎林までいろいろなところで見ることができた。

 雨が降った後、ワレモコウの花穂に静止する個体


 タイリクヒョウモンモドキ  テレルジ付近 2017年7月6日


   タイリクヒョウモンモドキ ♂ テレルジ付近 2017年7月6日

 日本のヒョウモンモドキでこの構図ならば花はアザミなのだろうけど、ここではネギの花。


タイリクヒョウモンモドキ ♂ バヤンチャンドマン 2017年7月1日


       タイリクヒョウモンモドキ ♂ バヤンチャンドマン 2017年7月1日


        タイリクヒョウモンモドキ ♂ テレルジ付近 2017年7月6日 


    タイリクヒョウモンモドキ ♀ ブルガン県トゥルゲ峠 2017年7月5日


     タイリクヒョウモンモドキ ♀ バヤンチャンドマン 2017年7月1日

  下の♀は比較的黒っぽい個体。ボロだったのであまり丁寧に撮影しなかったが、こういう個体はこれだけだった。


    タイリクヒョウモンモドキ ♀ テレルジ付近 2017年7月8日

 上の個体の裏面。


        タイリクヒョウモンモドキ ♀ テレルジ付近 2017年7月8日


      タイリクヒョウモンモドキ ♀ ブルガン県トゥルゲ峠 2017年7月5日


タイリクヒョウモンモドキ ♂♀ ウランバートル 2024年6月27日

  〈戻る〉