山形県大石田町川前 2003年4月28日(月) |
わたくしごとではあるが、昨年11月に三重県から神奈川県へ異動になり人並みに単身赴任になった。そこでこの機会に神奈川から近い関東〜東北方面へ行きたいと考えていた。 ここ大石田町川前はギフチョウ、ヒメギフチョウの有名な混棲地である。このごろは個体数が減ったということは聞いていたが移動手段として電車、バス、歩きが主体の現在の身にとっては一カ所でみちのくの両種が見られるということが魅力でここを選んだ。 東京から新庄行きの夜行バスで早朝に村山へ、そこから始発のJRを乗り継いで大石田まで、さらに駅から約30分で現地へ到着した。 夜行バスは値段が安いこともさることながら、時間を有効に使えるのがいい。新幹線を朝から乗り継いでもこんなに早くは行けない。 天候もよく,場所によってはカタクリもすでに盛期を過ぎている状況の中、あちこちを歩き回ったが、ギフ、ヒメギフともに個体数は少なく、見られたのは両種を合計しても10くらいであった。 また、ヒメギフ♂の新鮮なものもいる中、下のようにギフチョウのメスが飛んでいたりしたりして、時期的な不統一も感じた。このギフ♀はこのあとコシノカンアオイに産卵をしているのを確認した。地元氏によると、2週間前にはすでにヒメギフの産卵が見られたとのこと、 なかなか、こういう場所の時期を当てるのは難しいものだという事を実感した。 昼過ぎ、雲が多く流れてきて日が陰ることが多くなったので、ちょっと早めではあったが帰途についた。 |
ギフチョウ♀
コツバメ ルリシジミ