長野県南部 2006年9月2日 

 夏の終わりのメインターゲットとしてキベリタテハを目的に信州へ出かけた。お盆にも一度行ってみたが、
天気があまりよくなく見ることができなかったので、今回が再チャレンジ。

 キベリタテハのポイントへ向かう前に、河原でミヤマシジミとクロツバメシジミを狙う。
朝露の残る草地ではミヤマシジミがいくつも翅を開いている。あざやかなブルーの表もよいが、
裏面が写真うつりが良く気に入っている。

 

 堤防の石組みを見上げる角度でクロツバメシジミを撮影。
ちょうどいい時期だった

 
 北から張り出した高気圧に包まれて空気が澄み切っている。逆光の中で吸蜜するモンキチョウがとても美しく感じられた。

 

 早朝の河原での撮影を終えて山に向かう。先月オオゴマシジミをご案内いただいたKさんに
キベリタテハのポイントを案内していただく。いろいろなブログや知人からの情報からすると
今年のキベリはあまり数が多くないらしい。

 吸水ポイント、崖などキベリが止まっていそうな場所を丹念にチェックしながら進む。
ようやくたき火の跡で目的のキベリを発見。この個体はけっこう敏感で、接近すると
すぐ脇の木の枝先に舞い上がってしまう。写真を撮る上では、個体数は多くなくても良く
愛想のいいのが1〜2匹相手をしてくれれば十分なのであるが・・・・・・。


 時々他のキベリも飛んでくるがなかな撮影のかチャンスがやってこない。
昼頃、Kさんと別れたあと、峠道や川の堤防などチェックして回り、
ようやく堤防の護岸にシータテハとキベリがきているのを見つける。 

 口吻を伸ばすシータテハを撮影した。川面に反射する光がきらきらととてもきれいだった。

 

 

 キベリタテハは林道脇の小屋がお気に入りのようで、ずっと周りにまとわりついて離れない個体がいた。もう少し自然の立木や倒木にでも止まってくれればいいのに、なかなか思いどおりの場所ではポーズをとってはくれない。

 

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