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長野県東御市 2008年7月13日 |
翌13日は、ミヤマモンキチョウを見に行くことにする。夕方所用があるので、昼過ぎには下山すべく朝早くから登った。目指すポイントにつくと、登山道の際にロープが張ってあって道から外れられないようになっていた。4年前に来たときはこのようなロープは無かった。とはいえ足を入れるのはためらうような場所なのでこれもやむを得ない。ミヤマモンキチョウはすでにちらちらと飛んでいるので、登山道を横切りそうな場所で蝶が飛ぶのを待つことにする ミヤマモンキチョウはたまに飛んでくるが、あまり手の届くようなところには止まってくれない。また、止まっても直射日光が当たるので色調がうまく表せない。
短焦点レンズでは蝶との距離が詰められず、撮影には苦労した。
仕方がないのでレンズを200oに交換し、登山道脇にゆっくりと腰を下ろして数メートル先をとぶ個体を狙うことにする。あまり大きくは写せないがこれもいい雰囲気の写真が撮れることがある。下の写真は左の大きなボケが目障りだが、「クロマメノキの群落の上をとぶミヤマモンキチョウ」で雰囲気はいい写真だと思う。
ミヤマモンキチョウの求愛行動をみる。地上から少し浮き上がって、♂が♀の前を飛ぶ形式は、平地にもいるモンキチョウと変わらない。
このあとミヤマシロチョウのポイントへ移動する。今年は遅れ気味と言うことを聞いていたとおりミヤマシロチョウは一頭も見られなかった。その代わり見晴らしの良い斜面をとぶミヤマモンキチョウを撮影できた。眼下に広がるのは上田の町だろうか、高度感があっていい雰囲気に撮れたと思う。
午前中の場所より、こっちの方がロープが張られていないだけ撮影がしやすい。ただし急な斜面であり自由に動き回ることは出来ない。
そろそろ時間なので引き上げようとすると、道ばたの花にミヤマモンキチョウの♀が吸蜜に訪れていたのを見つけた。きわめて新鮮な個体だった。
撮影していると急に太陽が雲に隠れた。同じ構図で直射日光と薄曇りの写真が撮れた。
山道をおりていくとコヒョウモンモドキが飛び出す。
少し湿った暗い場所ではヤマキマダラヒカゲが吸水に訪れている。
高原を離れ、途中、ヒメシロチョウのポイントへしばらく立ち寄ってから帰途についた。
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