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三重県菰野町 2008年7月17日 |
久しぶりに地元である鈴鹿の山に登ってみた。目当てはキリシマミドリシジミと最近注目を浴びているクロシジミ。残念ながらキリシマミドリはちょっとフライングだったのか姿を見ることは出来なかった。昨年は7月16日ですでに♀を見ているので、早すぎることは無いと思うのだが。 キリシマのポイントからクロシジミのポイントへ移動して、蝶がいそうな場所を竿で軽くたたきながら歩いてみる。最初に飛び出したのはトラフシジミ。この蝶には樹上性のシジミを探しているときにはいつもハッとさせられる。幸い新鮮な夏型だったので接近して撮影する。 そのうち、ようやく一匹のクロシジミの♀が飛び出した。少し高めの位置で撮影時は気づかなかったが、止まった近くにアリがいるのが見える。蝶もそういう枝先を選んだのだろうか。 しばらく待っていると、クロシジミがポツポツと飛び出した。でも日中なので不活発ですぐに地面や草に止まる。これは新鮮な♂。残念ながら開翅はしてくれなかった。 ♀もいくつかの個体が入れ替わり飛んでくる。この個体はススキの葉陰に止まっている。 木漏れ日の当たるような地面近くを緩やかに飛んでいる。 環境を写すとこんな感じ。 飛翔している個体を撮影していると、蝶の方から接近してきてカメラに止まった。触角を2本並べてつきだして、完全にリラックスムード。 周りに自生しているハンノキの仲間の枝先を緩やかに飛び回る♀が見られた。ちょっと観察していたが、この蝶の周りにはアリは見られなかった。 今度来るときはもう少し注意して観察してみようと思う。
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