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長野県宮田村(続) 2009年10月4日 |
半月前にも撮影に訪れたのだが、その時はツメレンゲの花がまだ咲いていなかった。ツメレンゲの花穂の周りを飛ぶクロツバメシジミの姿を思い浮かべてもう一度訪れてみた。四日市からは2時間少しで到着できる。現地には7時頃に着いた。高速料金をまともに払うとかなり痛い出費だが、1000円割引で安いので気軽に出かけられる。 ツメレンゲの花はちょうど満開でベストシーズン。堤防の法面に生えるツメレンゲの周りがポイントである。探し始めてすぐ高い枯れ草の先端で休んでいるクロツバメを発見。こんな高いところではなくて夜露や雨粒が当たらないように葉陰で休めばいいのに、と思う。
朝方は濃い霧が出て少しどんよりとしていたが日が高くなるにつれだんだんと空が明るくなってきた。草の上で翅を広げる個体も見られるようになった。
日が強くなるにつれあちこちでチラチラと舞い始めた。シャッタースピードを稼ぎたい飛翔写真では天気が良い方がいいのだが、蝶自身の色調が飛んでしまいやすい。
これは配偶行動をとる♂と♀。時々、追尾は起こるがすぐに別れてしまうことが多い。
ツメレンゲの花にはミツバチも訪れてせっせと蜜を集めている。ときどき花の上で小ぜり合いがおきることもあるが、たいていはクロツバメのほうが軽く追い払われてしまう。。
これは後翅に青い鱗粉がのったちょっと美人の♀。
今日一番のお気に入りは下の写真。ツメレンゲの花穂の間を飛ぶクロツバメシジミ。もちろん飛翔写真は偶然の産物なのだが、思い描いたイメージに近い写真が撮れた。
これは背景が少し寂しいかな?
ツメレンゲの花が終わると、この辺りの蝶もシーズンももうおしまい。
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