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北海道 2011年7月19日 石狩のカシワ林のゼフ |
北海道撮影旅行の最終日、午前中だけ石狩のカシワ林を訪れた。雨こそは降っていないが、露で草が濡れている。それほど背が高くないカシワの枝先を竿で軽くたたいて歩くと、いくつものゼフがおりてくる。 カシワ林ということで、最初はハヤシミドリシジミ。もう少し粘れば開翅してくれるような雰囲気もあったが、時間がなかった。
ウスイロオナガシジミのネグロ型。この日もおそらく10頭以上のウスイロオナガを見たが、このタイプはこれ一頭だけだった。
そしてこの林で一番見たかったキタアカシジミ。♀のきれいな個体。カシワの優しく波打つグリーンの葉にオレンジ色の翅がひときわ鮮やか。今年は発生が遅れているので、何とか♀のきれいな個体に間に合ったとのこと。
キタアカシジミの飛翔。こんな朝早く自発的に飛ぶことはなく、これはもちろんやらせ飛翔。近い内に夕刻のカシワの林を舞う本来の飛翔を撮影したいものだが、今日のところはこれで我慢。
3時間ほど撮影したあとアブドゥさんが登場し3年ぶりの再会。ふたりでいろいろ蝶談義をしながら、昼まで撮影した。 これは新鮮なウラジロミドリの♀。♂も個体数が多かったが、ややすれた個体が多かった。
薄日が射してくると、翅を開いてくれた。
ダイセンシジミも開翅している個体がいる。表があまりきれいでは無かったのが残念。
それにしてもダイセンシジミの多い林だ。この範囲に3頭もいる。
この飛翔もキタアカシジミと同じく、無理に飛んでもらったもの。
ウスイロオナガの少しだけの開翅。
このカシワの林には、どれだけたくさんのゼフがいるのだろう。撮影の時に出会った東京からの人は、昨日はあまりの個体数の多さに、なかなか前に進めなかったと話をされていた。私も静止写真はかなり撮影できたので、今度は時間を取って本当の飛翔写真を狙って見たい。 あまり天候には恵まれなかったが、maedaさん、アブドゥさんのおかげで十分な成果があり、北海道の蝶を楽しむことができました。どうもありがとうございました。
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