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長野県 2013年07月28日 ムモンアカシジミ、クロヒカゲモドキなど |
昨年、一昨年とムモンアカシジミの脚に羽化時の毛を少し残した個体の撮影ができたので、今年は何とかしてその毛がびっしりと残った個体の撮影をもくろんでいた。昨年教えてもらった産地は、個体数も多く、実際に産卵するところも確認できていたのでかなり期待していた。前日の宴会の流れで、Fさん、ITOHさん、そして少し前に現地に到着されていた福井のSAさんと私の4人で羽化個体を探し始めた。
10時頃、昨年、産卵がされていた木の近くでITOHさんが羽化した個体を見つけた。脚にびっしりと毛が残った個体。これを撮影したかったんだよね。
しばらくじっとしていると、脚元からアリが蝶を襲っているのが見える。
まだ翅は固まっていないのでアリの襲撃を受けたムモンアカはアリを振り切るように急いでその場を離れる。
写真のexifでみると蝶は1cm/s近い速さで駆け上っている。これも見たかったシーン。幹から横に伸びた細い枝に移って、アリの通り道を外れ、ようやく襲撃を逃れることができたようだ。
ここはアリが来ないのでゆっくりと翅を伸ばすことが'ムモンアカシジミ♀ 静止 長野県中部 ムモンアカシジミを探している間に現れたのはオオムラサキとオオヒカゲ。これは新鮮な個体で開翅もしてくれたのだが、草がじゃまで裏面しか写し取ることができなかった。
このあと、場所を移動してクロヒカゲモドキを見に行く。ようやく見つけた個体は♂でやや欠けがある。
不意に現れた♀は新鮮な個体。大きくて立派なのだが、どの程度フラッシュを利かせるか、なかなかそのバランスが難しい。
夕刻のテリ張りタイムまで粘ってみた。お天気が良かったので、昨年よりはだいぶ遅い時間になってようやく現れた個体はあいにく鱗粉に薄いところがある個体で残念。
このクロヒカゲモドキに別れを告げて、この場所をあとにした。Fさん、ITOHさん、この二日間どうもありがとうございました。
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