三重県菰野町 2014年4月5日 ミヤマセセリ |
この土日は寒気が入るとの天気予報で気温が低そう。予想最高気温が12℃程度ではギフチョウには厳しいかもしれない。ということで遠出は見合わせて近場を歩いてみることにした。気温は低いが日射しは強いので風が無ければそれなりに暖かい。 いつもの明るい広場でミヤマセセリがいるのを見つけた。この蝶はギフチョウと同じ時期に出現するのでどうしても二の次になり、こういうときで無ければなかなか集中して撮影することは無い。
日射しはあるのだがやはり気温が低いようで、すぐに翅を閉じがちでイマイチ活発では無い。
本当はいろいろな花で吸蜜する姿も撮影したいのだが、この場所では花はほとんど無い。蝶を軽く驚かせると緩やかに飛翔するのでその姿を撮影。
魚眼レンズで環境も写し込んでみる。
飛んでいたミヤマセセリが足下のスミレに止まった。吸蜜するのかと思ったが、ただ静止しているだけ。たまたま止まった場所がスミレの花だったということだろうか。
空に浮かんでいる雲が流れてきて日射しを遮ってしまった。するとまるで蛾のように翅を屋根型に閉じてしまった。こうなると邪魔な枯れ葉、枯れ枝を取り払おうとして少々揺れても全く反応しない。
数分間して雲がとれて日射しが戻ってくると、また次第に翅を開いていつもの見慣れた姿に戻った。さあ活動開始かと思ったら、不意に飛んで数メートル先の直立した枝の中程に翅を屋根型に閉じてしがみついてしまった。こういう姿を見るのは始めてだけど、本当に蛾と変わらない。もう活動する気が無いらしい。やはり気温が低いのでしょうね。
空一面に雲が広がるようになり、飛ぶ蝶の姿も見られなくなったので、お昼前だったけどこれにて終了。
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