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2014年10月31日〜11月5日 八重山 １4 シロオビヒカゲ |
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今回の旅行ではシロオビヒカゲを見るのも楽しみにしていた。今年の春に静止している♀を撮影しているのだが、それ一度きりである。西表島の竹藪の辺りで昼間に少しタケを叩いてみたけれど飛び出さなかった。また夕刻にもその辺りを歩いてみたが、やはりシロオビヒカゲの姿は無かった。その代わりと言ってはおかしいが空き地に放置してある古い風呂桶のなかにヤシガニがいるのを見つけた。誰かが飼っているものか勝手に入ったものかはわからないが初めてみるヤシガニである。
石垣島に戻り、教えた貰ったタケ藪のよこで何とかシロオビヒカゲを見ることができた。あとはこの蝶をどのようにして撮影するかである。この辺りのタケは普段見るタケとは異なり、まとまって束になって生えている。こういうタケの生える所を歩いてみると、シロオビヒカゲが飛び出した。
最初の個体は♀。ちょっとぶれてしまった。
しばらく間を開けて歩いてみると飛び出したのはまたも♀、またその次も♀。結局昼間に見るシロオビヒカゲはすべて♀ばかりだった。飛翔写真にもチャレンジしてみる。白い帯が目立つので撮影の目標にはしやすいが、足場が悪いのと不規則に飛ぶのとでなかなか撮影しにくい。
♂を撮影するにはやはり夕刻にテリトリーを張る個体を狙うのがいいのだろうと、夕刻にタケ藪横の空間で待ってみる。最初に現れたのは新鮮な♂。
その後、日が傾くにつれて飛び始める個体が目につくようになる。置きピンで撮影するにしても暗くてピントを合わせることも難しい状況。
めまぐるしく飛び回り、時々、このようなタケの葉上に静止する。
暗い中なので蝶の姿もはっきりとは確認できない。さすがにそういう状況で活発に飛び回られると姿を捉えることは難しい。そのためここでご紹介している飛翔写真は、いずれもかなり広く画角をとったものをトリミングしている。
下はかなりの鮮明さで撮影出来たのだが、残念ながら手前の小枝で蝶の体が隠れている。残念！
今回の飛翔写真はいずれもピントも光の状態も不十分なものばかりになった。しかしこの撮影でシロオビヒカゲの活動状態がわかってきたので、次回はもう少しマシな写真が撮れるように思う。
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