2016年6月14日AM 新潟県魚沼市(奥只見) フタスジチョウ 

 せっかく新潟県まで来ているのだからすこし寄り道をして奥只見の黒いフタスジチョウを見に行った。おそらく20年くらい前の秋にキベリタテハを狙ってこの辺りまで来た時にフタスジの幼虫を採集した記憶がある。これまでの記録からフライングかと危惧しながらポイントに到着するとすでにシモツケの花は終了しており、逆に遅すぎたことがわかった。やはり今年の発生は異様に早かったようだ。




 雨が降りそうな暗い空でまだ7時半くらいなのでフタスジが飛び出すにはには少し早すぎる。そこで周囲にいるヒメシジミを撮影してみた。クロテンからクロオビの中間のような個体。

ヒメシジミ♂ 開翅 新潟県奥只見
              葉上で開翅するヒメシジミ♂ 新潟県奥只見

ヒメシジミ♂ 静止 新潟県奥只見
              静止するヒメシジミ♂ 新潟県奥只見

 そしてようやくフタスジチョウが飛び始めた。前翅中室の白斑列が消失した奥只見のフタスジ。でも残念ながら♂はすでに破損している。


フタスジチョウ♂ 開翅 新潟県奥只見
               静止するフタスジチョウ♂ 新潟県奥只見

 ♀は新鮮だが、お天気のせいか不活発。

フタスジチョウ♀ 開翅 新潟県奥只見
           葉陰に静止するフタスジチョウ♀ 新潟県奥只見
 

ミズナラの葉陰に潜り込んで、何かの汁を吸っているようだ。

フタスジチョウ♀ 静止 新潟県奥只見
               静止するフタスジチョウ♀ 新潟県奥只見


 しばらくすると繁みから飛び出して、明るい場所のシデの葉上に移った、

フタスジチョウ♀ 静止 新潟県奥只見
               静止するフタスジチョウ♀ 新潟県奥只見

 撮影を始めてから1時間と少し、まだフタスジは2個体しか撮影していないが、このまま撮影を続けるのにストレスを感じ始めたので撮影を終了しこの場を離れることにした。 ちょっと後味が悪い印象。

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