2022年9月27日〜10月4日 沖縄本島 12 アオタテハモドキ

 今回の撮影行で時々見かけたヒガンバナ。三重県では確かに彼岸の頃に咲くのだが、沖縄でもちょっとずれるがこの時期に咲いていた。葉が出るのは花が終わったあとなので地中では日長の変化も感じにくそうだし、本州とはあまりに気候が違うのに、何を頼りに秋を感じて咲くのだろうかと不思議に思った。



 開放的な明るい場所で必ず見かけたのがヒガンバナとは対照的な色彩のアオタテハモドキ。この蝶の♂の鮮やかな青さは格別である。

開翅するアオタテハモドキ♂ 沖縄県今帰仁村 2022年9月28日
開翅するアオタテハモドキ♂ 沖縄県今帰仁村 2022年9月28日

静止するアオタテハモドキ♂ 沖縄県今帰仁村 2022年9月28日
静止するアオタテハモドキ♂ 沖縄県今帰仁村 2022年9月28日

 敏感な蝶なので接近しにくく、なかなかこういうアングルでは撮れないものである。

静止するアオタテハモドキ♂ 沖縄県名護市 2022年10月1日
静止するアオタテハモドキ♂ 沖縄県名護市 2022年10月1日

 ♀も♂と同じように開放的な草地に飛んでくる。あまりに普通に飛んでいるので撮影が適当になってしまったのが反省材料。せっかくのチャンスだったので、もう少しじっくりと撮影するべきだった。

静止するアオタテハモドキ♀ 沖縄県今帰仁村 2022年10月1日
静止するアオタテハモドキ♀ 沖縄県今帰仁村 2022年10月1日

 何頭かの♂が占有場所をめぐって争っていた。

飛翔するアオタテハモドキ♂ 沖縄県今帰仁村 2022年9月28日
飛翔するアオタテハモドキ♂ 沖縄県今帰仁村 2022年9月28日

 タテハモドキはアオタテハモドキに比べて見かける頻度が少ない。

開翅するタテハモドキ 沖縄県恩納村 2022年10月3日
開翅するタテハモドキ 沖縄県恩納村 2022年10月3日

 アオタテハモドキがいるような開けた場所には、リュウキュウムラサキがテリを張っているのを見ることがある。この蝶はあちこちで見かけるのだが、不思議と新鮮個体に出会うことは稀である。私が行ったつい数日前には、赤斑がある海洋島型とよばれるタイプが撮影されているが、残念ながら見ることはできなかった。

静止するリュウキュウムラサキ♂ 沖縄県今帰仁村 2022年9月28日
静止するリュウキュウムラサキ♂ 沖縄県今帰仁村 2022年9月28日

  開放的な場所でのテリ張り飛翔だったので、青い空を背景に撮影してみたが、翅のアングルがあまり良くなくイマイチのできだった。

飛翔するリュウキュウムラサキ♂ 沖縄県今帰仁村 2022年9月28日
飛翔するリュウキュウムラサキ♂ 沖縄県今帰仁村 2022年9月28日

 主要なターゲットにはならない蝶たちを並べてみた。これ以外のタテハチョウはアカタテハ、ルリタテハ、イシガケチョウ、リュウキュウミスジなど。

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