2022年10月28日 和歌山県白浜町 シルビアシジミほか

 好天が続いているのでこの日は和歌山県の白浜まで出かけることにした。三重県に住んでいると、この時期になっても紀伊半島を南下すれば、いろいろと撮影する対象がいるのはありがたい。この日のシルビアシジミは前翅外縁の黒帯がまだ残っており、低温期型への移行の頃のようだ。

半開翅するシルビアシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日
半開翅するシルビアシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日

 セイタカアワダチソウで吸蜜する。



 新鮮な個体の開翅。

開翅するシルビアシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日
開翅するシルビアシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日

 ♀も撮影したが、比較的鮮度が良い個体はやや青い部分が広かった。また破損が進んだ♀は真っ黒な高温期型だった。

半開翅するシルビアシジミ♀ 和歌山県白浜町 2022年10月28日
半開翅するシルビアシジミ♀ 和歌山県白浜町 2022年10月28日

 飛翔姿を撮影した。この個体は羽化直後らしく、あまり活発には飛ばなかった。

飛翔するシルビアシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日
飛翔するシルビアシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日

 高い位置を飛んだところを撮影した。

飛翔するシルビアシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日
飛翔するシルビアシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日

 この日のシルビアシジミは鮮度が良いものもいたのだが、大半はボロばかりだった。そこでシルビアシジミをあきらめて、串本町まで移動した。今年の尾鷲ではサツマシジミが好調のようなので、こちらではどうだろうか?
 現地に到着してすぐにトウワタの花で吸蜜するサツマシジミを見つけた。トウワタの花はよく見ると蕾は赤、開いた花弁はオレンジ、おしべ、めしべは黄色となかなかきれいなものであり、また形も面白い。これにブルーのサツマシジミが止まると色彩面で面白い画になる。といっても吸蜜中は翅を開かないので、少しだけ覗いた時を狙って撮影した。 

吸蜜するサツマシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日
吸蜜するサツマシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日

 トウワタの周囲を緩やかに飛翔した。

飛翔するサツマシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日
飛翔するサツマシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日

 トウワタの花に向かう飛翔姿。

飛翔するサツマシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日
飛翔するサツマシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日

 日陰での飛翔姿。

飛翔するサツマシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日
飛翔するサツマシジミ♂ 和歌山県白浜町 2022年10月28日

 サツマシジミを撮影しているとマダラチョウが一頭飛んできて吸蜜した。トウワタなのでカバマダラであってほしかったのだが紀伊半島ではそのようなうまい話はない。旅の途中のアサギマダラの吸蜜。

吸蜜するアサギマダラ♀ 和歌山県白浜町 2022年10月28日
吸蜜するアサギマダラ♀ 和歌山県白浜町 2022年10月28日

 数年前、この場所では黄色いツワブキで吸蜜する姿をよく見かけたが、この日はまだ蕾のままだった。そのため吸蜜できそうな花はトウワタくらいのものだったが、青いサツマシジミとならば色彩の対比が面白いと思った。

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