2024年6月17〜30日 モンゴル 16 タテハチョウ類 3 チビタカネヒカゲ・アモンタカネヒカゲ・タカネヒカゲ
フブスグル湖はモンゴル最大の湖で日本の琵琶湖の4倍以上の面積がある。水は冷たく青く澄んでいる。南端のハトガルには港があり、この辺りから流出した川はロシアのバイカル湖に流れ込んでいる。寒いところにあるためリンや窒素などの栄養が少ない極貧栄養湖で魚は少ない。そのため水質はよく、処理無しでそのまま飲めるとのこと。
![]() チビタカネヒカゲは昨年も何度も見かけたが、かなり発生が早い種類らしく、いつも破損個体ばかりだった。 ![]() チビタカネヒカゲ モンゴル フブスグル 2024年6月22日 小さくて翅色が薄くなったタカネヒカゲ類が飛ぶと、しっかりと確認できてなくても本種だと判断できた。また、それくらい時期が遅すぎたということである。 ![]() チビタカネヒカゲ♂ モンゴル フブスグル 2024年6月22日 下は腹が大きいので♀なのだろうと思う。 ![]() チビタカネヒカゲ♀ モンゴル ウランバートル 2024年6月18日 ![]() チビタカネヒカゲ モンゴル フブスグル 2024年6月22日 このあたりからタカネヒカゲ類の同定が怪しくなってくる。まずウスバキチョウが飛んでいた辺りのヒースで占有行動をとっていたアモンタカネヒカゲ。 ![]() アモンタカネヒカゲ♂ モンゴル フブスグル 2024年6月25日 裏面は眼状紋が少なく、あっさりとした模様である。 ![]() アモンタカネヒカゲ♂ モンゴル フブスグル 2024年6月25日 ![]() アモンタカネヒカゲ♂ モンゴル フブスグル 2024年6月25日 ここから下はいわゆる日本にもいるタカネヒカゲ(O. norna)だと思うのだがちょっと自信がない。 ![]() タカネヒカゲ モンゴル フブスグル 2024年6月22日 ♀を♂が追尾している。 ![]() タカネヒカゲ モンゴル フブスグル 2024年6月22日 ![]() タカネヒカゲ モンゴル フブスグル 2024年6月22日 ![]() タカネヒカゲ モンゴル フブスグル 2024年6月22日 ![]() タカネヒカゲ モンゴル フブスグル 2024年6月22日 タカネヒカゲのように近似種の微妙な違いを云々するというのもモンゴルの蝶の楽しみ方だと思うが、採集をして標本で検討するのならまだしも、写真だけではイマイチ同定に自信が持てないのが残念なところ。 〈戻る〉 |