2022年4月20日 新潟県上越市 ギフチョウ

 前日に続いて新潟県上越市のギフチョウを撮影しに行った。この場所は木々の隙間からではあるが、青い空が臨める気持ちの良い場所である。カタクリは満開の一歩手前できれいな状態。



 きれいなカタクリで吸蜜する姿を、何度か撮影することができた。

吸蜜するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日
吸蜜するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日

吸蜜するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日
吸蜜するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日

 午後になってから、木陰のカタクリで吸蜜する♀を見かけた。

吸蜜するギフチョウ♀ 新潟県上越市 2022年4月20日
吸蜜するギフチョウ♀ 新潟県上越市 2022年4月20日

 日中、ちょうど羽化した個体がカタクリで翅を伸ばしているところを撮影できた。腹端に排出した体液が見える。

羽化したギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日
羽化したギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日

 カタクリ群落での広角画像。

吸蜜するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日
吸蜜するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日

 カタクリ周りの飛翔はすでに撮っているので、ここでは残雪の山を背景にした姿を狙ってみた。
 下の写真は少し低く飛んだので、主役の蝶が背景の枯れ草に埋もれてしまった。

飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日
飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日

 下の写真は蝶の姿が大きすぎたかもしれない。蝶の姿に引っ張られて、背景の山々のボケが大きくなってしまった。私のHPでは掲載する画像をそれほど大きくしていないので、蝶の姿が小さすぎると迫力が感じられない。そのため普段から蝶を大きめに撮影している。

飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日
飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日

 もともとギフチョウは地面近くを低く飛ぶため、青い空に浮かぶ姿を撮影することは難しい。ましてや♀は殆ど地面スレスレを這うように飛ぶので、更にハードルは高い。

飛翔するギフチョウ♀ 新潟県上越市 2022年4月20日
飛翔するギフチョウ♀ 新潟県上越市 2022年4月20日

 この個体は♀であるが、撮影する私に驚いたのか少し舞い上がったところを撮影することができた。

飛翔するギフチョウ♀ 新潟県上越市 2022年4月20日
飛翔するギフチョウ♀ 新潟県上越市 2022年4月20日

 少し場所を移動して大きなヤマザクラの花で吸蜜するギフチョウを撮影できた。ヤマザクラでの吸蜜を撮影するのは久しぶり。オオヤマザクラのようにもう少し濃い色調の花であれば華やかで良かったのだが、ちょっと残念。
 
吸蜜するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日
吸蜜するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日

背丈の低いマメザクラでの吸蜜ならば、蝶との距離を詰めて撮れる場合が多いのだが、高いヤマザクラでは見上げるばかりである。

飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日
飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日

 飛翔撮影は広角系のレンズでできるだけ蝶に接近して撮影するのが基本である。望遠系レンズよる飛翔撮影は設定に手間どる場合があり、即座には対応できないことが多かった。昨夏の松本市で撮影したオオイチモンジはその例で、絶好の撮影機会を逸している。その反省もあり今シーズンは撮影システムを大幅に修正しており、数メートル離れた蝶にもかなり対応出来るようになった。

飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日
飛翔するギフチョウ♂ 新潟県上越市 2022年4月20日

 こうして二日間にわたって新潟県のギフチョウを撮影することができた。OM1の使い勝手にもようやく慣れてきて、撮影スタイルもかたまりつつある。

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