2022年7月8日 長野県東御市 ミヤマシロチョウ・ミヤマモンキチョウ
昨年に続き浅間山系のミヤマシロチョウとミヤマモンキチョウの撮影に出かけた。早朝、一時間くらい山道を歩いてたどり着いた稜線ではコマクサが花を付けていた。
朝方はガスがかかっており、活動する蝶を見ることができなかった。それでもガスが流れて空がやや明るくなると、ミヤマシロチョウやミヤマモンキチョウが活動を始めた。 開翅するミヤマシロチョウ♂ 長野県東御市 2022年7月8日 この日のミヤマシロチョウは♂の発生時期らしく、♀はまだ見ることができなかった。草地に咲くハクサンチドリで吸蜜する個体を撮影できた。麓を見下ろすようなショットを撮影することを期待していたのだが、湧き上がるガスのためできなかったのが残念だった。 吸蜜するミヤマシロチョウ♂ 長野県東御市 2022年7月8日 ハクサンフウロの花での吸蜜。飛び立つ寸前なので動きのある写真が撮れた。昨年撮影できた本種の吸蜜はウツボグサとアザミばかりだったので、嬉しかった。 吸蜜するミヤマシロチョウ♂ 長野県東御市 2022年7月8日 環境を入れた広角画像。 吸蜜するミヤマシロチョウ♂ 長野県東御市 2022年7月8日 湿った砂礫の地面で吸水する姿も何度か目撃した。 吸水するミヤマシロチョウ♂ 長野県東御市 2022年7月8日 次いでミヤマモンキチョウ。今年は発生が早いのか、ほとんどの個体がスレて縁毛が薄くなっていたのが残念だった。そのなかで下の♂は比較的きれいだったのだが、なぜかアヤメの花にかかった一本の葉が邪魔だった。 吸蜜するミヤマモンキチョウ♂ 長野県東御市 2022年7月8日 新鮮な♀はハクサンフウロで吸蜜する姿を掲載。この蝶の特徴であるピンクの縁毛を際立たせようとすると逆光で撮る必要があるのだが、登山道とお花畑の位置関係から難しかった。 吸蜜するミヤマモンキチョウ♀ 長野県東御市 2022年7月8日 あまり見栄えのいい花ではないがネバリノギランで吸蜜する姿。ミヤマモンキチョウは吸蜜中に翅を開くことはないが、これは飛び立つ前の姿である。 吸蜜するミヤマモンキチョウ♂ 長野県東御市 2022年7月8日 今年この場所を撮影地に選んだのは、先に書いたように以前(2008年)のように山稜から下界を見下ろす高度感のあるショットを得たいと思ったからだったが、あいにくガスのせいで麓の町を観ることはできなかった。そこで方針を変更し、周囲の山並みを背景にしてみた。 まずは湯ノ丸山をバックにした飛翔姿。 飛翔するミヤマモンキチョウ♂ 長野県東御市 2022年7月8日 低いアングルからの撮影なので、烏帽子岳のピークがあまりきれいには入らなかったのが残念。 飛翔するミヤマモンキチョウ♂ 長野県東御市 2022年7月8日 飛翔するミヤマモンキチョウ♀ 長野県東御市 2022年7月8日 ミヤマモンキチョウに混じって、ただのモンキチョウの♂も何頭か飛んでおり、誤求愛する姿を何度か見かけた。 誤求愛するモンキ♂ ミヤマモンキ♀ 長野県東御市 2022年7月8日 濃いガスが立ちこめていたため、麓の町を背景にした高度感のあるショットを得ることはできなかったのが残念だったが、また次回に期待しよう。もしかすると今度はコマクサの花との絡みが撮影できるかもしれない。 〈戻る〉
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